社員インタビュー:佐伯
Q.この仕事を選んだきっかけを教えてください。

大学のときの専攻が土木工学科で、授業でも測量学があったので興味を持ちました。

Q.学生時代はどんな研究をしていましたか。

例幣使街道周辺にある街の発展史です。土木工学科らしくないと言われます(笑い)。
―― 史学的調査も土木工学の範疇ですよね。いろいろな場所で調査を行う今の仕事とどこか似ていますね。
はい。

Q.現在の仕事の内容を教えてください。

民間の不動産会社や個人のお客様からの依頼により、土地の面積を測るのが主な業務です。
確定測量と言いまして、資料調査から始まって、現地調査、境界立会(近隣の地権者に土地の境界について同意を得ること)、測量、図面作成、面積の算出までが仕事になります。
―― 土地を利用する上で、どこまでが権利者のものなの、をはっきりさせることは必ず必要になりますね。
はい。この仕事がないと住宅もショッピングモールやオフィスビルも建てることができません。土地利用の出発点となる大切な仕事だと自負しています。

Q.仕事を覚えるうえで苦労した点はありましたか。

とにかく覚えることが多くて大変でした。とにかく何事にもチャレンジする精神で、先輩のマネをしながら仕事を覚えていきました。

Q.仕事のやりがいを感じるときはどのような場面ですか。

業務が全て完了して、お客様から感謝されたときです。
測量というと、技術一辺倒なイメージがあるかもしれませんが、土地には権利者や近隣の方など様々な関係者がおり、関係者への説明や調整を行うのも私たちの仕事です。ですから、人との関わり方がとても大切になります。こうした関わりのある方々から最後に感謝されるのは何とも言えない達成感を感じます。

Q.仕事をしていて楽しいと思うことはありますか。

境界杭が地中深くから見つかったときですね(笑い)。
土地には境界を示す境界杭という杭が埋まっているのですが、境界を定めた後、土地造成などで杭が埋もれてしまう場合があります。深いときなど1mも埋まることもあります。こうした埋もれた杭の位置を図面などから予想して探し出す必要があるのですが、予想がピタッと当たって杭が出てきたときはとても楽しいですね。宝探しに似た喜びがあります。最近では感覚で杭の位置がわかるようになってきました(笑い)。

社員インタビュー
Q.反対に仕事をしていて難しいと思うことはありますか。

先ほども申し上げましたが、この仕事は権利者の方たちの調整を行うことがとても大切です。そういうときは人間相手の、しかも利害調整の仕事になりますからとても難しく感じる場合もあります。権利者の方と、少しずつ信頼関係を構築していくことが必要ですから、コミュニケーション力が鍛えられます。

Q.お休みの日には何をされていますか。

家族で買い物に出かけたり、子供たちとゲームをして過ごすことが多いです。
最近、入手困難だったゲーム機本体がたまたま手に入ったので、それで子供たちと遊んでいます。

Q.この仕事に向いている人はどのような人だと思いますか。

杭を掘り当てたりするので(笑い)、意外と肉体労働になることもあります。なので体力に自信のある方は向いてると思います。

Q.未経験でも大丈夫だとおもいますか。

はい。近年は未経験の方も多く入社されていますので、大丈夫です。私が入社したころは、先輩を見て覚えるようなところがありましたが、今は違います。
丁寧に説明をしたうえで、手本をまず見せて、それから実際にやっていただくという教育手順を踏みながらしっかりと育成していきます。

Q.残業はありますか。

はい。繁忙期には残業が必要なときがあります。ただ、水曜日、土曜日はノー残業デーとなっておりその日には残業はありません。

―― これから一緒に働く皆さんへのメッセージをお願いします。
目立たないかもしれませんが、人間社会を作る上で欠かせないやりがいのある仕事です。未経験の方でもしっかりと育てていきますので、ぜひ一緒に働きましょう!